N VAN ラボ Tokyo ポップアップ

N VAN ラボ、はじめました

2018/10/11

N VANという車があります。HONDAが2018年7月に発売した車です。いわゆる「商用バン」なのですが、実はいろいろな使いやすさが詰まっています。この車は、作家を中心とした今後のハンドメイドマーケットにおいて、とても大きなインパクトを持つ車になる、Makers' Baseは感じています。そこで、スポンサードとか全然ないのですが(ぜひ、うまくいったら誰かスポンサードしてほしい)、我々自身もN VANを手に入れた上で、様々な可能性を実際に探っていくことに決めました。今後、いろいろな使い方を発信していきます。必ずや、日本のマーケットを変える車になってくるはずです!

2018年10月11日。待望のN VANが工房にやってきました。工房にお越しいただいた方はお分かりかと存じますが、あの狭い扉の間を通すのは大変でした。ギリギリのところを、少し車や扉を調整してなんとかイン。

一番最初に運転席に座ったのは、Makers' Baseの看板犬メイ。ドライブが大好き、と変わった特徴があるので、扉を開けたらすぐ、ぴょんぴょんぴょん、と運転席まで駆け上がっておすわり。

なかなか動きません。最初から、かなり気に入っています。

N VANラボとは、クリエイターにとっての最適なN VANの使い方を試行錯誤する場所です。Makers' Base東京の1階が主な研究場所となります。N VANの車体に対して、様々な用途/目的を設定し、それに合わせてカスタマイズを施していきます。

カスタマイズの範囲は公道を走ることができる(つまりちゃんと使える)、ということを満たせば際限はせず、色や形、装飾など、意匠性と機能性を踏まえて、様々な取り組みを行っていく予定です。

そもそも、私たちMakers' Baseは、今後作家が起業する、となった場合、車を持つ、というのは成長の大事なステップになると考えています。

・ECの成長、買いたいものはすぐスマホで買える環境
・百貨店やSCなど、従来型商業施設への来店数の減少

という現状があります。昔は作家の憧れで、成功への階段となっていた「百貨店での催事出店」も、上記に伴い、その意味を失いつつあります。ただ一方で、

・デザインフェスタやminneハンドメイドマーケットなど、期間限定大規模クリエイターイベントの成功
・ワークショップなどを含む、体験型消費への移行

などがあり、そのとき、その場に行かないと購入/体験できない、ということに対する需要は高まっている。

それならば、新進気鋭の作家自身が、移動手段兼お店になるような車を持って、様々な場所で期間限定、そのときその場でしかできないサービスを展開する、というのは、大きなブランド力やEC内で強い力を持つブランドに対して、伍していく手段になるのではないか。

また、既存の商業施設にとっても、集客のためのコンテンツが日々入れ替わり、「あそこに行ったら何かあるかも」と感じられるような仕掛けをつくるためにも、車は重要になるのではないか、極端に言えば、日本の商業施設の1階はすべて「車をもってきて期間限定の面白いビジネスをする場所」くらいにしてしまってもいいのではないか、と(だいぶ極論ですが)。

また、リアルな場面でものを売り買いする、となった場合、商品と同等か、またはそれ以上に「商品を販売する空間」はとても重要な役割を持つとも考えています。そうなると、簡単でありきたりな什器を並べた空間で商売するよりも、自分自身の空間として持ち運びできる車、というのは有効な手段になるのではないか、と考えています。

移動手段兼店舗として捉えたとき、作家にとって車の価値は上がるはず、その価値を満たすような車がでれば、いろいろなことが変わるはず、と考えていたときに出たのがN VANという車でした。

上記の考え方を踏まえると、私たちの目的に対して、N VANという車の特徴は以下のようなものだと考えています。

①カスタマイズ性が高い
まるで、キャンバスのような車です。カスタマイズしやすいように、なるべく底面も壁面もなるべくフラットになっている、プラスアルファの什器を設置しやすい、など車両の内外に様々な工夫が施されています。特徴的なようで、特徴をつけやすい、ということが最大の特徴となる車です。

②高すぎない価格設定
そもそもN VANは軽車両です。また価格も普通車より少しやすいくらい、手の届く範囲にある価格。だから、実際にこの車を使ったよい見本ができれば、様々な方にとって、チャレンジを検討できるような、そんな展望を描くことができると感じています。

③おしゃれでかわいい
何より、見た目のフォルムがよいです。そもそも空間が重要、と考えているのでこの点は非常に重要となります。車だけをみてもかわいい、という印象を女性が受けることができるようなデザインになっているのもまた、目的に対しては重要な特徴と言えます。


こういった特徴を踏まえて、Makers' Baseとしてできるカスタマイズを今後、展開していきます。販売用にするならどうするか。ワークショップ用にするならどうするか。複数台があればできることはないか、など。様々な面から、N VANの持つ可能性を追求することで、作家がものづくりをビジネスにしていくためのノウハウを蓄積してくことができればと思います。

今後、定期的にそのカスタマイズ内容についてもご紹介して参ります。ぜひ、ご覧頂ければ幸いです。

Makers'
松田