Tokyo イベント

ゲスト紹介 / 1周年パーティ③MB会員

2014/09/14

2014年9月5日金曜日。メイカーズベース1周年イベントを開催。そのゲストトークをアーカイブ。3組目はMB会員で工業デザイナーの澤井さんと美大付属の高校に通う竹下さん。二人をお呼びしてセッションを行ったのは、まさにメイカーズを使ってほしいユーザーであり、使ってほしい使い方をしている方々であったから。

澤井さんは大手自動車会社のカーデザイナー。日々、工業的で美しい車を作るため研鑽を重ねている。しかし、一方でプライベートでは多感な興味の矛先を持った、クリエイター。

「私は二足のわらじならぬ、二足のわらじいです。それは稼ぐという意味ではなく、2つのモノ作りに携わっているという意味。会社に所属をし、時間をかけて車を作る。一方で、メイカーズやFabCafeなどを活用し、個人として作りたいものを作る。その2つのモノ作りを共存させることが、お互いのモノ作りの質を高めてくれる」(澤井さん)

この日も、先日開催されたFabCafe主催のミニ四駆CUPで優勝した、自らデザイン、制作を手がけたFabミニ四駆を持って登場。その圧倒的なクオリティに会場からも感嘆の声があがっていました。でも、普段は車に関わるものはほとんど作っているところは見ません。
例えばi-phoneアクセサリーや学校の先生向けの面白いハンコなどを作っている。

「それができるのも、思いついたらすぐに形にできる世の中になってきたから。だから、そういった取り組み自体が面白いし、本当に本業にも価値として還元できているんです」(澤井さん)

メイカーズを活用して、自身のクリエイティビティを向上させ、本業に活かす。まさに、メイカーズが実現してほしい一つの姿。

竹下さんは美大付属高校の学生。メイカーズとの出会いはワークショップに参加したのがきっかけ。大学進学を控え、ポートフォリオを制作するためにメイカーズの利用をはじめた。彼女が素晴らしいのは、その行動力。もともと高校生の受け入れは、メイカーズでは
安全性の観点から行っていませんでした。でも、彼女がいて、彼女が希望したからメイカーズの制度を変え、目的によっては高校生も使えるようにした。また、「学割」という制度を設けて、学生がより使いやすいように制度を整えていったのです。

「現在はメイカーズのシルクスクリーンと陶芸のエリアを、放課後や土日に利用しています。学校の作品提出に対しても、大きく幅が広がりました。様々な機器やスタッフの方がいるのでいろいろ出来ることが増えて。今は、レーザーカッターも使ってみたいです。」
(竹下さん)

メイカーズの利用がきっかけでiichiにも出品。すぐに出品作品が売れた、という凄さ。実際、セッションの中では彼女が作ったテキスタイル作品を複数見たのですが、どれもこれも、質が高くて、会場から「すごいな、これを高校生が作ったの?」という声が多数あがっていました。彼女のように、高いモチベーションを持って、モノ作りの質を向上していきたい!と考えている学生も、メイカーズを使って欲しい人。そういった方に対して、様々な機会や機器を提供することを続けていきたいと考えています。

その取り組みの一つとして、澤井さんと一緒に現在企画しているのが「Makers' Bar」。金曜日の夜、モノ作り好きが集って、酒を飲み交わす。当然、そこには面白いモノ作りの話が入ってくる。

「こんなものあったらいいな。こんなことできないかな」

普段は、話は流れて翌日には忘れてしまうような場面。その場面で、周辺に作れる環境があったらどうなるか!?というのを実験するのが「Makers' Bar」。要は、Makers' の中でお酒を飲みながら、クリエイティブ談義しましょう、というものです。お楽しみに。

Makers'
松田